インフレ手当とは、原料高による電気代や食品の値上げなど急激な物価高を受け、
企業が従業員に基本給などに加えて支給する特別手当のことを指します。
今回は帝国データバンクが11月に実施した調査の結果をもとに、インフレ手当の具体的な金額について紹介します。
支給額で多いのはいくら？
インフレ手当は一時金、または月額給与に上乗せして支払う方法があります。
支給方法が一時金の219社の支給額と金額ごとの割合は次のとおりです。
- 1万円未満：11.9％
- 1万～3万円未満：27.9％
- 3万～5万円未満：21.9％
- 5万～10万円未満：21.9％
- 10万～15万円未満：9.1％
- 15万円以上：7.3％
5万円以下の企業が6割以上のようです。
平均額は一時金5万3700円、月額手当で6500円です。
主な企業のインフレ手当支給額
インフレ手当を支給する主な企業の支給額を紹介します。
三菱自動車
12月に正社員に10万円を支給
非正規雇用の社員にも7万円を支給
三菱ガス化学
11月に正社員などに最大6万円を支給
日本特殊陶業
11月に正社員に5万円、契約社員などに2万円を支給
イートアンドホールディングス
10月から毎月、給与に一律8千円の特別手当を上乗せ
オリコン
10月から毎月、給与に一律1万円の特別手当を上乗せ
インフレ手当を検討している方は、今回紹介した金額を参考にしてはいかがでしょうか。