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【インボイス制度】登録が進まない現状と申し込みの流れを解説

消費税を正確に計算し、仕入れ時の税を控除するために必要な「適格請求書等保存方式」(インボイス制度)が2023年10月に始まります。

 

今回はインボイス制度の概要と登録の流れについて解説します。

 

インボイス制度導入の背景

 

政府は消費税率を10%に引き上げた2019年にインボイス制度の導入を決めました。

生活必需品に8%の軽減税率を適用したことで、税率が2種類になり、課税事業者が適用した税率を正確に把握する必要が出てきたためです。

 

制度開始時に利用するには2023年3月末までに登録が必要です。

 

インボイスの登録に遅れが出ている

 

しかし、国税庁によると全国約300万ある消費税を納める課税事業者のうち、

2022年9月末時点でインボイス発行事業者に登録したのはおよそ38%だったといいます。

 

最も高いのは富山県で約50%、最低は沖縄県の約27%です。

 

インボイス発行事業者登録の流れ

 

インボイス発行事業者に登録する流れを紹介します。

 

  1. 必要書類を準備して国税庁などに提出。または「e-Tax」経由で申請する。
  2. 審査後、13桁の登録番号を受け取る。書面で1カ月半、e-Taxで3週間程度かかります。
  3. 取引先に自社の登録番号を連絡する。

 

インボイス発行事業者への登録が必要な方は、ぜひ参考にしてください。